僕は僕と生きる

雑記。僕が思ったこと、書きたいことを書くところです。個人の主観に基づきます。

思い出に押し潰される

観劇に行った。知り合いの出ていた芝居だったし、興味を惹かれたから。どこでやるかもわからない状態だし、いくらかもわからない状態でとりあえずくらいの勢いで予約を入れた。

今日の本題はそこではない。場所。場所の話だ。

場所は二年ほど前、僕が非常に辛かった思い出のある芝居を上演したところだった。稽古中にも仕込み中にも本番中にもそこには濃くて苦い思い出がたくさんあった。

劇場の最寄りで電車を降りるとすぐに商店街がある。商店街に入った瞬間に何か言えないような思いが心を満たした感じがして、なぜだか少し悲しくなった。確かに当時の公演は非常に辛かったし、正直笑えないようなこともたくさんあったのだけど、そういう類の、そんな涙じゃなくて、懐かしさのようなそういう涙だった

劇場に着くとしっかりと上演の準備は整っていて、変わっているところとか、あの頃と変わらないところとか、様々だったのだけど、なんだかとても懐かしい気持ちに浸ってしまう自分がいた。

一週間しか通っていなかったところにこんなに濃い思い出があったのかと驚いた。

それと同時にもうあの頃には戻れないのだなぁとわかってしまっている自分がいて。辛い思いでも今日は少し甘くて優しい気がしていた。